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北海道医療新聞 2月15日号(2008年・1717号)

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【院長訪問】元町こどもクリニック 宇加江 進 理事長

「アレルギー、内分泌・代謝も」

札医大小児科同門の先輩・豊口昭夫氏により昭和五十四年開設された診療所で、二代目の東館義仁氏から昨年七月に施設運営を継承した。
地域のホームドクターとして小児科一般をメーンに、アレルギー疾患や内分泌・代謝疾患では高い専門性を発揮する。
早期診断・治療とともに、力を注ぐのが発病予防で、「持病をハンデにしてはいけない」との方針の下、鶏卵などでアレルギー反応を示す患児への予防接種にも応需。皮内テストによる適応判断とともに、ワクチンを通常濃度の十分の一程度に希釈するなど工夫している。
内分泌・代謝領域の低身長症に対しては、治療の柱となる成長ホルモン剤の自己注射施行をババックアップ。札幌社会保険総合病院勤務時代から付き合いのある患者十数人のフォローに当たりつつ、新規導入も後押し。継承以降、すでに新患二例が治療を開始しているという。
「小児科すべてに共通することだが、患児への手当とともに家族の理解が治療のポイント」となるため、病状や治療計画といった説明に十分に時間を割きながら診療に当たっている。
昭和三十二年十一月十五日生まれ、岩見沢市出身。札医大五十八年卒。
→住所 札幌市東区北二四条東二一丁目

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